8月14日スリランカから帰ってきました。滞在中さくらデンタルホスピタルの見学に行ってきました。実は病院経営者からここで働かないかと誘われているからです。保険がきかないにもかかわらず、さくらデンタルホスピタルには患者さんがあふれています。
歯学部は国立ベラデニア大学(日本の東大にあたる)1校しかなく、1学年70名です。人口は日本の5分の1ですから日本だと350名の定員になります。日本に置き換えれば東大、京大を含む旧7帝大で定員各50名、私立大学歯学部が無い状態です。さらに学費は無料です。卒業後は国費留学で世界に散らばり、修士、博士を取って本国に戻ってきます。スーパーエリートです。当然患者が歯科医師を見る目は日本とは全く違います。
日本では年間2300名の歯科医師が国家試験に合格します。人口比率から行けば、スリランカは70名×5=350名、日本の歯科医師がスリランカの6～7倍いることを考えると日本は過剰でスリランカは極端に少ないことがわかります。
さくらデンタルホスピタルはアッパークラスの歯科病院です。ベラデニア大学から口腔外科教授、歯周病科教授も来ています。私が行った時には口腔外科医が抜歯をしていました。オーストラリアのインプラント科で修士を取った歯科医師でした。
スタッフの月給は2万ルピー日本円で1万3千円、私が提示された金額は家付きで、月給40万ルピーでした。円高なので、日本円で26万円位ですが、受付や会計のスタッフの月給の20倍ですので現地ではものすごい金額になります。お手伝いさんを2人雇っても2万円程度です。
4日間の滞在で家内と2人で5万円使うのが大変でした。マッサージは1時間650円、食事はゴルフ場、ホテルのビュッフェでも1500円程度です。一般的には200円～300円だと思います。生鮮食料品はタダみたいな安さです。