2月17日『仮面の人・森鴎外』の著者林尚孝先生の講演を聞いてきました。

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林先生は大連生まれの80歳、この本『仮面の人・森鴎外』は2001年から10年以上もかけて準備された力作です。それゆえ森鴎外の真実に迫るものだと思います。
林先生は、エリーゼは森鴎外を追って来たのは金銭目的であるという説、さらに「路頭の花説」に真っ向から反論します。
森鴎外が生きていたら良く言ってくれたと称賛したかもしれません。伝記と言うものは本人に迫るものではないと言うことがわかります。
当時の鴎外の1年の留学費用が1000円だったといいます。その時の渡航費が片道800円ですから到底お金目当てとは考えにくいと思います。また海外旅行ができるほどですから「路頭の花説」と言うのも考えずらいと思います。
先生のお部屋はきちんと整理されすっきりまとまっています。トイレは書斎も兼ねてあり本がたくさん並んでいます。
私もこんな風に年をとれたらと思いました。

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