3月9日『天地有情の農学』を読み終わりました。

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 この本は百姓である川部源太さんから紹介された本です。以前紹介しましたが、川部さんは山梨県の芦川町という標高800メートル~1000メートルの限界集落で、夫婦二人と今年生まれたお子様の3人で暮らしています。
 天地とは自然、有情とは生き物のことです。訳すと本の題名は『自然、生き物の農学』ということになります。この本は宇根豊氏の九州大学大学院の博士論文ですが、科学論文とは異質の文体で異端の農学であることは間違いありません。
 この論文が異端でならなければならない理由が本の中に隠されています。オタマジャクシ、害虫、雑草、畦はなぜひつようなのか?この本は筆者の深い、優しいまなざしから出来ていて、百姓のナラティブが語られています。是非読んでみてください。

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