1月13日三井物産株式会社取締役会長槍田松瑩氏の講演を聞いてきました。

 この日は、御自身の体験談徒未来を拓く道筋について話されました。国後島事件では危機管理について話されました。この事件については佐藤勝さんが『国家の罠』でも触れています。槍田氏のお話は、この本とリンクし私の頭の中で駆け巡りました。この事件がらみで鈴木宗男さんにも捜査の手が伸びました。
 資源・エネルギーはお金では買えない。開発権だけを買っているために政治リスクを伴うというお話も印象的でした。サハリンⅡプロジェクトの開発中止命令では、それを回避するための努力や、2006年のプーチン大統領との交渉にも触れていました。
 商社と言うと文系出身かなと思いましたが、以外にも東京大学工学部精密機械工学科卒業で理系です。最後に日本は30年という長いスパンでみれば、緑も多くなり、公害も少なくなり、住宅も広くなり、成熟したいい国家だと言う事で締めくくりました。
 

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