歯科医師が生活保護?

 先日、東京のハローワークに勤める知人が遊びに来ました。彼は「今日歯科医師がハローワークに来たんだ。」と困惑しながら話し始めました。「歯科医師に来られても困ります。」とも話していました。この歯科医師は開業していましたが、うつ病になり、働けなくなり生活保護を申請したということでした。
 現在私の周りでも、精神治療薬を処方されている歯科医師が多くなりました。私の知り合いで、開業した歯科医師が鬱になったり、精神科に入院する歯科医師まで現れました。歯科医師を取り巻く環境は悪化の一途をたどり、それに伴いストレスも増加しているものと思われます。
 いつまでもいい職業と言うものはありません。不確実性の時代を迎えています。新規開業する歯科医師には、借金は最小限に抑えて、決して無理な開業はしないようにお話ししています。しかし開業するまではそれがわかりません。いざ開業してみてあわてているケースは後を絶ちません。
 歯科医師のワーキングプア報道を、あちらこちらで目にするようになりました。一部は真実ですが、平均的に見てそこまではひどくはないと思います。開業歯科医はリストラはなく、定年がないと言うのも強みかもしれません。マスコミも面白おかしく書くのではなく真実を伝えてほしいものだと思います。
 
 

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