キシリトールの本場フィンランドに行って参りました。

こんにちは。
歯科衛生士の澤です。
11月30日~12月7日の7日間
当院の院長が会長を務めます、日本フィンランド虫歯予防研究会主催のう蝕予防海外研修に行って参りました。
海外研修に参加させてくださいました小池先生、またスタッフの皆様ありがとうございました。
フィンランドは極寒の地と聞いておりましたが・・・
ここ数年、気温が上がり雪もあまり降らなくなったそうです。
温暖化の影響を肌で感じた研修でもありました。
 この研修では「むし歯菌(ミュータンス菌)とキシリトールの関係」「細菌検査の重要性」「むし歯予防の経済効果」「指しゃぶりが及ぼす咬み合わせへの影響」などを学びました。
また、トゥルク大学や保健センター、幼稚園を見学させていただきました。
保健センターは歯科衛生士がそれぞれ個室で予防処置を行っていました。
患者さんの情報はすべてコンピューター管理されていて、引っ越しをしても引っ越し先の保健センターで今までのデータを見ることが可能です。
日本でいう、住基ネットのようなものでしょうか。
また、幼稚園では食後に必ず先生がキシリトールを配りむし歯予防に取り組んでいました。
フィンランドでは、日本と違いキシリトールは生活の一部となっていました。
日本では、キシリトールを買い忘れそのまま使用を中断してしまう・・・ということがありますが、フィンランドではそれがないそうです。
無くなりそうならマーケットで買う。これが当たり前だそうです。
キシリトールがむし歯予防に良いというのは既に日本でも知られています。
歯にいいからキシリトールガムを噛むだけではなく、根本的な原因を調べること(個人のむし歯のリスクを知ること)が重要であると講師の先生方はおっしゃっていました。
 こいけ歯科医院には以前よりトゥルク大学の研究に基づいた、むし歯の原因を調べて予防するシステムがあります。今後も更にこのシステムを活かし、むし歯の減少に貢献してまいりたいと思います。

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