2月12日パラリンピックの佐藤真海さんがホワイトニンングで来院されました。

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 昨日、佐藤真海著『夢を跳ぶパラリンピック・アスリートの挑戦』を読み終わりました。昨日姪が遊びに来ていましたが、この本は学校の課題図書になっているそうです。
 本の表紙には、スポーツ義足の佐藤さんの姿が笑顔で写っています。障がいがある事を隠さず笑顔で堂々としています。2002年退院から約10年です。
 歩く姿は健常者と見分けがつきません。これほど具足を使いこなすには、大腿筋の強化と、身体バランスが良くないとこういう風には歩けません。佐藤さんの日々の努力のたまものだと思います。
 この本にはがんに侵されて足を失った苦悩と、どの様に克服したかが書かれています。自分で土俵をつくり、自分の戦い方を見つけた佐藤さんの半生が書かれています。
 佐藤さんは大学卒業後にサントリーに入社しますが、スポーツ選手として入社したわけではありません。普通のOLです。ここでも健常者と同じ土俵で戦っての入社です。
 佐藤さんは、サントリーの創業者、佐治敬三氏の経営哲学「やってみなはれ」を実践してます。一社員のイノベーションを応援するサントリーは、素晴らしい会社だと思います。
 いい本ですので是非読んでみてください。佐藤さんのサントリーキッズ・ドリーム・プロジェクトで日本もノーマライゼーションの国家にまた一歩近づいたたように思います。

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