大連大学付属口腔医院を見学してきました。

 5月4日大連大学付属口腔医院を見学してきました。日本風に言うと大連大学歯学部付属病院といったところでしょうか?東京医科歯科大学に留学経験のある中国人の歯科医師が案内してくださいました。また日本人の歯科医師も1人勤務していました。
 よかったところをいくつかあげてみたいと思います。まず患者さんは受付で滅菌された基本セットを買います。この中には使い捨てのミラー、ピンセットなどの必用最小限の機材が入っています。その他の機材も滅菌パックに入っています。感染予防対策は完璧でした。
 カルテはレントゲンを含みすべて患者が管理します。これで自分が何をされているかがわかります。これは北欧に似ていて1人の患者に1つのカルテになります。日本のように各医院で1つ作るのとは違います。どちらがいいかは一長一短ですが、私は1人1つのカルテの方がいいように思います。
 インプラントもドイツ製が50パーセント、スウェーデン製が残り30パーセントで、質の劣った材料は使っていませんでした。つまりインプラント治療を受ける富裕層がある程度いることが予想されます。外国人用のブースがあり30パーセント料金は高いのですが、外国語での対応が可能になっています。
 中国は今後急激な勢いで発展しています。今後は歯科医療も急激な勢いで発展する可能性があります。料理も医療もお金持ちが多いところで発展するように私は思います。以前はおいしい中華料理は香港で食べろと言われたように、いい医療を受けるのなら大連でということになる時代がくるかもしれません。
 

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