アメリカ、ウェストバージニア州ハンティントンその2

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 今回泊めていただいた、スペーーサー家の御主人レッジさんは79歳、マーシャル大学で就職指導のカウンセラー、奥様のジョアンさんは69歳、教員をリタイアして今も子供を教えています。二人で年金が日本円で50万円ほどになり、ゆったり暮らしています。毎週プロテスタント教会に行く敬虔なクリスチャンです。
 彼女は教育障害児の専門家です。教員の友人が多く、以前私に地元マーシャル大学のオーチズム(自閉症)センターを見学させてくれたり、高機能自閉症(サバント症候群)のグループホームを見せてくれました。また以前地元の歯学部の大学院の学生を紹介してくれ、彼のアルバイト先の診療室を見学させていただきました。
 高機能自閉症(サバント症候群)のグループホーム3人はパソコンを使い大学院に進学しそれぞれ修士、博士の学位を持っています。日本では考えられません。障がいがあっても長所を伸ばす教育は日本も見習わなければなりません。会話は絵カードが使われていました。
 この中の一人は俳優ダスディンホフマンが映画『レインマン』(自閉症の兄弟の話)に出演をするために演技を習いに来て、映画が大ヒットしたためにこのグループホームを寄付したということでした。とても清潔なグループホームです。『レインマン』ぜひご覧ください。
 先のアルバイト先の歯科医院は保険を持っていない低所得層の歯科医院でした。治療は資料費が一番安い方法をとるので、すべて抜歯、総入れ歯セットとなります。アメリカではたくさんお金を稼いだ人は最高の医療を受け、お金がない人は最低限の医療を受けることになります。

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