4月1日、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授、平田先生とお話しさせていただく機会がありました。先生は元巨人軍の桑田真澄投手の指導教授です。私はてっきり先生がほんど論文を仕上げたものだとばかり思っていたので聞いてみると、桑田さんは集中力があり、ご自分で論文を仕上げたとのことでした。
桑田さんは現役プロ野球選手270人にアンケート調査をしています。これは桑田さんにしかできない事だと思います。そしてこの論文は最優秀論文となり総代となっています。プロのスポーツ選手は勉強は苦手だと思われがちですが桑田さんの場合は全く違っていたようです。
平田先生は健康の大切さについて話されていて、私に「健康に関する本を何か推薦してください。」とおっしゃいました。私が数冊口頭で本のタイトルを話すと、携帯電話でその場で全ての本の注文を出していました。即やる行動力、時間を無駄にしない生き方は感動的です。
平田竹男先生の本『野球を学問する』は桑田真澄さんの日常の真の姿をとらえていると思います。マスコミに作られたイメージと全く違う学生としての桑田さんがそこにいます。平田先生は桑田さんのいいところを引き出しながら論文を仕上げた過程がよくわかります。