慶応大学口腔外科のセミナーに出席してきました。

 3月19日慶応大学口腔外科のセミナーに出席してきました。演題は「舌の痛みの見分け方-心身医学の立場から」と「明日から役立つ口腔癌のスクリーニング~診断のポイント~」です。2人の口腔外科医がそれぞれの御専門について丁寧に分かりやすくお話ししてくれました。
 実際の歯科領域は患者さんが考えるよりずっと広い所にあります。舌が痛いのにどうして歯科医師が診るのだと不思議に思う人もいると思います。また口腔癌の手術を歯科医師である口腔外科医がするのか疑問に思う方も多くいると思いますがこれらは歯科領域なのです。
 常に口腔内を診る歯科医師は歯を診るだけではなく口腔癌の早期発見につとめなければいけませんし、なおかつ全身状態にも気を配らなければなりません。舌痛症は心理情動因子に起因することも少なくありません。したがって歯科医師が精神医学を学ぶ必要性はここにあります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする