歯科医学と臨床心理

 ストレス社会を反映し、歯科で不定愁訴(特定の病気としてまとめられない体の不調の訴え)を主訴(患者会社に申し立てる症状のうちの、主要なもの)として来院される患者さんが増えてきました。彼らのほとんどは唾液量が減少しています。
 少しでも対応したいと考え、昨年、大学で臨床心理の講義を、週1回90分、1年間の講義を受けました。臨床心理士は心理系の大学を卒業し、大学院で心理学を学び、認定試験を受けて臨床心理士となります。文科系では難関です。
 私が勉強してみてわかったことは、歯科医師が表面上学んでもほとんど役に立たないということでした。ここに臨床心理士がいてくれたらと思うことが度々ありました。今後は臨床心理士に歯科医院で仕事をしてもらう時代がそこまで来ているような気がします。

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