私は田母神さんの論文は全く読んでいないのでコメントする立場にありませんが、一連のマスコミの報道を見て最近思うことがあるのでここに書いてみます。彼が書いたものは私的な意見を述べたものです。これに対しマスコミ、政治家は散々たたきました。退職金の返納まで迫っています。
一連の報道を見ていた自衛官は「今後は本当のことや、自分の考えはおおやけにはしないでおこう。」と思うでしょう。いいか悪いかは別にして言論の自由はなくなります。田母神さんは最後まで自分の意見を曲げませんでした。少なくとも失言し、損得だけを考え、すぐに前言を翻す政治家よりはずっと信頼できると私は思います。
長い間日本の領空を守り、日本のために働いた人に対し、懲戒解雇、退職金の返納をせまるのは、いくらなんでも行きすぎだと私は思います。そこまで国益を損ねたのでしょうか?今後は優秀な自衛官が政治家やマスコミをおもねるような発言をするようになれば、日本の安全保障上問題を残すことになります。