最近、お口の中のしびれ、痛みなど不定愁訴〔漠然としたからだの不調の訴え〕を主訴とする患者さんが多くなりました。よく調べてみると唾液の量が少なくなっているケースが多いように思います。さらに精神科を受診しているケースが多いのも特徴です。
 精神科で処方される薬の中には、唾液が減少する副作用を持つものが少なくありません。あまりにもたくさんの種類の薬を飲んでいる場合は精神科の先生に事情を説明し、薬を唾液の減少しないものに変えてくれるように願いしいています。当然精神科の処置が歯科の処置より優先されることは言うまでもありません。
 先日も自由が丘の高木クリニックの高木先生に報告書を書いたところ、ご丁寧なご返事を頂きました。〔精神科の先生からご返事を頂くことはほとんどありません。〕高木先生は紹介患者のみを受付し、初診に1時間とって丁寧に問診しているご様子です。私が患者だったらこの先生に診ていただきたいと思いました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする