ハワード ブローディ著『プラシーボの治癒力』を読み終わりました。今年私はプラシーボについて修士論文を書きます。参考図書として読んでみました。
プラシーボは厄介ものではなく、人の治癒を促すものとしてとしてうまく使わないといけません。自然治癒力を高めるのにはプラシーボは不可欠です。
医師は患者に接するときにはその言動に注意しなければなりません。場合によっては治癒に差が出てくると思われるからです。
<私はプラシーボ反応を、こころが誘発する治癒の、純然たる見本のひとつだとみなしている。厄介ものどころか、病気をなだめるという試みにおいて、医師の最強の味方にもなりうる者だと考えている。さらに加えて、医の技は治癒法を選択し、プラシーボ反応の賦活つうじてその有効性を高めるような方法で、それを患者に施すことにあると、わたしは信じている。>アンドルーワイル『癒す心、治る力』より抜粋、この本もお勧めです。