4月14日佐藤優著『私のマルクス』を読み終わりました。

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 佐藤氏の高校生~大学院、外務省までの自伝、自分が高校生の時に何をやっていたかを思い出せないが、さすがに15歳でハンガリーに一人旅をしようとは思わなかった。教育、人間の能力は遺伝要因か環境要因かが教育界では議論されるが、この本を読むと遺伝要因がまさるかと勘違いするほど、佐藤氏の能力は際立っている。
 私にこの本の評価はできない。マルクスもフロマーマートカも読んでいない私にこの本の感想を書く資格はない。しかし佐藤氏のどの本を読んでもはずれはない。お金を出して読む価値は十分にある。とはいうもののこの本は4月1日、早稲田の古本屋で450円で買ったものである。佐藤さんごめんなさい。
 佐藤氏は1960年生まれ、浦和高校の出身である。私の友人に1960年生まれ浦和高校文系(テレビ局の管理職)の友人がいるので、今度会ったら佐藤氏がどんな人物であったか聞いてみようと思う。学歴も経歴も気にせず、好きな学問を追及する本物の学者、佐藤勝は異彩を放っている。私も同じ年なのに人間こうも違うのか・・・。
 佐藤氏の本については何を読んでもはずれは無い、しかし読み解く能力のない自分を実感するだけである。『国家の罠』『獄中記』はお勧めである。簡単に読むのなら『インテリジェンス人生相談 』も面白い。ポルノなら『外務省ハレンチ物語 』。佐藤氏の他の本を読むと人物がある程度特定できて楽しめる。

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