徳田虎雄氏について思うこと・・・。

 23,4、年前のことです。今話題の徳田虎雄先生ですが、先生とは一度友人の結婚式で結婚式でお会いしたことがあります。当時医療界に革命を起こし、田中角栄氏の金権政治を批判し、自ら立候補した時期だったように思います。
 私も徳田氏の著書『命だけは平等だ』を読んでいたので、どんな人か観察していました。当時20代だった私に人物を見抜く力があったとは思いませんが、食事をかきこむように食べ、各テーブルを回り、自分の名刺を配る徳田先生に違和感を覚えました。
 貧しい環境で育ち、成功していったのでこうでもしなければ生きては行けなかったと思います。良く言えば精力的で、激しく行動する。と言ったところだと思います。
 猪瀬議員も話題の人ですが以前猪瀬さんのところで働いていた人と、会ったことがある人2人にどんな人ですか?と訪ねたことがあります。1次情報ですから信憑性はあると思うのですが、ここは伝聞なので書かないことにします。
 今では以前、元日本道路公団総裁 藤井治芳氏に辞任を求めた時代の歯切れの良さはありません。
 誰でも若いうちは理想に燃え、既得権益に挑み、破壊し新しい理想を作り上げていきます。しかし、自分がその椅子に座ると今度は既得権益を守る側に立ちます。
 誰が悪いと言うことではなく、これが資本主義、民主主義という最善ではないが、今のところ世界で一番効率のよいとされたシステムの弊害なような気がします。